家と車の維持管理の内容と経費の比較・・・似ている部分と違う部分 


家の維持管理を行うためのメンテナンスや維持管理を他の何かと比較出来ないかと思い、車と比較して考えてみました。

penki_tosou_man+car_syaken_seibi_txt_tri_640.jpg

1. 車はメンテナンスが法律で決まっている

車を買った後のメンテナンスは一般的に車検時の点検整備(24か月点検)です。
依頼するのは、買ったディーラーや民間の整備業者やフランチャイズ店、カー用品店・ガソリンスタンド、車検代行、自分でユーザー車検を行うことも出来ます。

車の整備を行うのは、法律で義務付けられています。
車検の時期は決まっているので3年あるいは2年に1度は受ける義務があります。

車検は自動車の点検・整備と、自賠責保険に加入する必要があります。
事故が起きないように、事故が起きた時に最低限の保障が可能なように車検(自動車検査登録制度)があるのです。

車検を通すだけでよければ、必要な整備は実に簡素なもので済みます。
車検を安く済まそうと思えばユーザー車検の代行業者が一番安く済むでしょう。
ただし、車検を通すだけの場合は最低限度「保安基準」をクリヤーさせるだけの点検しか行いません。

※通常は車検と同時に24カ月点検などを業者の方で行っていて、その部分の整備までが車検だと思っているユーザーも多いと思いますが、オイル交換などの項目は車検では検査しません。
もちろん、次の車検まで何も起こらない保障もありません。

2. 外壁塗装は出来れば先延ばしにしたいもの・・・

一方、家を買った後の主なメンテナンスは外壁塗装です。
依頼するのは建築会社や地元工務店、リフォーム業者・チェーン店、ホームセンター、外壁塗装専門店、DIYで行うことも出来ます。

家のメンテナンスを行うのは、ユーザー任せで自由です。
外壁塗装の時期は決まっていないので「いつしたら良いのか分からない」事になります。

外壁塗装を車検の項目に当てはめると、外壁の色の塗り替え工事をするところまでになります。
外壁塗装では保険に入る義務は無いので、別途保険会社の保険に入る必要があります。

外壁を塗るだけでよければ、必要な工事は実に簡素なもので済みます。
外壁塗装を安く済まそうと思えば、ネットの激安業者が一番安く済むでしょう。
ただし、塗るだけで良い場合は、外壁の美観の復旧・色の変更・外壁被膜の再生と保護・点検と修理・付加機能の追加、そして不具合の未然の保護手当て、という外壁塗装で出来る内容のどこまでをしているか分からない場合があります。

※外壁塗装を行うと同時にヒビ割れを埋めるなどの点検を業者の方で行っていて、「雨漏りの保証」までが外壁塗装だと思っているユーザーも多いと思いますが、外壁塗装で全ての不具合を直す事は出来ません。
もちろん、次の外壁塗装まで何も起こらない保障は出来ません。


車検と外壁塗装の比較表


そこで、今現在修理や検査をしながら長く使うものの比較対象として【車=車検】との比較をしてみました。
本体の費用 150万円~500万円以上 1000万円~3000万円程度
メンテナンス 初回の場合3年に1回
(以降2年毎)
10年に1回
点検費用 5万円~10万円 100万円~200万円
年間コスト 1.1%~0.66%程度
※初回のみ、以降は1.66%~1%程度
1%~0.66%程度
その他 ・エンジンオイル
・バッテリーなど
(交換費用別途)
補修工事費別途

このように車も家もメンテナンスコストが1年間で本体価格の1%程度は必要になります。
(車検の場合は、さらに重量税や自賠責保険料などの法定費用が毎回掛り、2回目以降では割り高になってしまいます。)


まとめ


車検のペースは2年ごとですが家の点検・整備(補修)は最低10年に1回はしておきたいものです。
また、15年を過ぎると傷んでくる場所に
補修では無く大工工事等の修理が必要になるケースが多くなってきます。

大きなヒビや雨漏りなどがある場合はもちろんそれより前に行わなければなりません。


花まるリフォームのリフォーム事例

他にもたくさんの施工事例を掲載しています! 施工事例一覧はこちら
  • おすすめの塗料
  • 塗料の比較表
  • 塗装の価格
  • 塗装の時期
外壁塗装専門店 花まるリフォーム がお客様に選ばれる5つの理由
  • 外壁屋根診断
  • 雨漏り診断