外壁の塗装の時期をチョーキングで確認する時に知っておくべき3つのポイント


外壁塗装の時期の目安のに「チョーキング」があります。

確かにチョーキングは外壁塗装の時期の目安になりますが、ポイントを間違えてしまうと確認の精度が下がってしまうのです。

そこで今回は、外壁塗装の時期をチョーキングで確認する時に間違わないように大切なポイントを3つに絞ってお伝えします。


  1. チョーキングとは

  2. チョーキングしない外壁がある?

  3. チョーキングが起きているかをチェックするべき場所は?

  4. チョーキングをチェックしてもらう「専門家」を見極めるポイント

  5. まとめ

  6. チョーキングの参考画像集



1. チョーキングとは

経年劣化した外壁に触れると、白い粉のようなもの(塗料)が手につくことがあります。

これをチョーキング現象と言います。

一般的には「現象」の部分を略して、「チョーキングしている」という使い方をします。

チョーキングのチェック 手にペンキの粉が付いて来ることをチョーキングという
チョーキングのチェック

外壁のチョーキングの様子

触ると手につくだけでなく、触った跡が壁に残るほどの退色を起こしてしまうこともあります。
この程度まで劣化が進んでいる場合は塗り替え時と言えるでしょう。


1-1. チョーキングは、外壁塗り替えのサインの1つ

外壁の塗膜は一般的に10年前後で劣化し、チョーキングは劣化を見極めるポイントとして挙げられます。

チョーキングは外壁劣化の症状の中でも素人でも分かりやすい判断のポイントです
しかし、どんな外壁でもチョーキング現象が起こるかと言うと、そうでは無いので注意が必要です。


2. チョーキングしない外壁がある?

リシン吹き付けの外壁と、ジョリパットの外壁で、新築時から1度も塗っていない場合は、何年経ってもチョーキングをしません。

ですから、その場合は別の条件で外壁塗装の劣化を見極める必要があります。

リシン吹き付け外壁

リシン吹き付け外壁

ジョリパット外壁

ジョリパット外壁

ジョリパット外壁

ジョリパット外壁


リシン吹き付けの外壁とジョリパットの外壁は、どちらも「ペンキで塗られている」のではなく、「石粒とペンキが混ざったもので模様と色を付けている」ので、手で外壁の表面を擦ると痛いだけです。
ですから、手で触ると痛いだけでチョーキングしない場合は、リシン吹き付けかジョリパットの外壁の可能性が高いです。

チョーキングだけが外壁塗装の時期の目安だと考えると、この場合は間違った判断になってしまうので、外壁仕上げの素材にも注意が必要です。


3. チョーキングが起きているかをチェックするべき場所は?

チョーキングが起きているかをチェックするべき場所は、南面や西面の太陽の紫外線が良く当たる部分の外壁です。
理由は、太陽の紫外線が一番外壁の劣化に影響があるからです。

1階や北面は太陽があまり当たりません。確認しやすいからと言って、特に北側の1階でチョーキングのチェックをしても意味がありません。

ですから、出来れば2階か3階(最上階)の南面か西面でチョーキングのチェックを行う必要があります。

3-1. チョーキングのチェックを行うのに最適な場所は?

コーキングをチェックするのにベストな場所

コーキングのチェックをするのに良い場所①

コーキングをチェックするのにベターな場所

コーキングのチェックをするのに良い場所②

チョーキングのチェックを行うのに一番良い場所は、太陽の良く当たるバルコニーの手すりの外側の壁です。
バルコニーの外には屋根が無いため、一番劣化が激しいからです。

もしも近隣の家などでバルコニーの外壁に太陽があまり当たらない場合には、西日の良く当たる2階の部屋の外壁でもチェックが出来ます。
西日が良く当たればその外壁も劣化が激しい場所です。

※上記2カ所でチェックをする際には、絶対に落ちないように気をつけてチェックしてください。

3-2. チョーキングを見つけたら後はどうしたら良いの?

外壁がチョーキングしているのを確認したら、外壁を塗り換える必要があります。
今塗ってある塗装がいつ塗ったものなのかを確認しましょう。
1度も塗り替えていない場合は、新築から何年経っているのかの確認です。

8年以上経っていて外壁がチョーキングしているようだったら専門家に確認してもらう必要があります。


4. チョーキングをチェックしてもらう「専門家」を見極めるポイント

チョーキングをチェックしてもらう専門家はどうしても「業者」になってしまいます
ただし、チョーキングは悪徳業者でも簡単にチェック出来てしまうため、「専門家」としてそんな業者に確認を依頼してしまうと、かえって脅される元になってしまいます。
そこで、チェックしてもらう「専門家」には信頼度の高い業者に来てもらわなければなりません。

信頼度の高い業者を見極めるポイントは・・・逆説的な言い方になってしまいますが、そのチョーキングを大袈裟に言わない業者の方が信用出来る、という事です。

塗装に詳しい人間は、チョーキング程度で「大騒ぎ」はしません。
大騒ぎというのは、「これは大変だ!すぐ塗らないと雨漏りしますよ!!」とか「奥さんのお家が心配です!」といった、契約を取りたいだけの営業マンがよく言う「トーク集」です。

チョーキングは、外壁の劣化のサインではありますが、外壁がチョーキングしている場合は、その他の劣化や不具合まで進行している場合が多いのです。

チョーキングしているので心配」と言うお客様に対して、その不安を増幅させようとするのは営業の専門家のする事です。
外壁塗装の専門家」であればチョーキングで大騒ぎせずに、もっと劣化している場所が無いか?の方が心配になるはずです。

※合わせて読みたい関連記事:外壁塗装はどこで頼む?6業種の特徴とポイントを解説!

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?
チョーキングは簡単な外壁塗装のサインではありますが、以下のポイントに注意しないと意味が無くなってしまいます。

  • チョーキングをチェックする前に、外壁の素材を確認すること
  • チョーキングをチェックする時には、適切な場所があること
  • チョーキングをチェックした後は、本当の専門家に再チェックしてもらうこと

上記の点に注意して、外壁のチョーキングをチェックしてみてください。


チョーキングの参考画像集

外壁塗装の見積りで、分かりやすいチョーキングの事例を載せておきます。
ご自宅のチョーキングの様子と比較するのに参考にしてみてください。

外壁チョーキング

外壁のチョーキングの様子

触ると手につくだけでなく、触った跡が壁に残るほどの退色を起こしてしまうこともあります。
この程度まで劣化が進んでいる場合は塗り替え時と言えるでしょう。

外壁チョーキング

外壁のチョーキングの様子

同じく外壁に触れ、チョーキングを確認した場面。


チョーキング破風

破風のチョーキングの様子(破風板)

破風のチョーキングの様子。

チョーキング鉄部

扉のチョーキングの様子(鉄部)

とある現場の勝手口の様子で。鉄部も同様に劣化するとこのようになります。


花まるリフォームのリフォーム事例

他にもたくさんの施工事例を掲載しています! 施工事例一覧はこちら
  • おすすめの塗料
  • 塗料の比較表
  • 塗装の価格
  • 塗装の時期
外壁塗装専門店 花まるリフォーム がお客様に選ばれる5つの理由
  • 外壁屋根診断
  • 雨漏り診断