八王子市 M様邸 外壁・屋根塗装施工事例(2016年11月18日 完工)

築20年で初めての塗替えでしたが、屋根も外壁も塗装で新築同様ピカピカに!

八王子市 M様邸 外壁・屋根施工事例【完成】

1.八王子市 M様邸 外壁・屋根塗装工事の概要

1-1.外壁塗装工事概要

外壁塗料 水性セラミシリコン(SR-409) ※外壁2面弾性マスチック塗装
屋根塗料 クールタイト(CLR-106 グレー)
細部塗装 雨どい 軒裏 破風板 ヒサシ 笠木 戸袋 雨戸 他

1-2.施工前

八王子市 M様邸 外壁・屋根施工事例【工事前】

1-3.建物概要

築年数  20年(初めての外壁塗装)
建物種別 木造・モルタル・2階建て
外壁種類 吹き付けタイル柄

1-4.その他工事概要

バルコニー軒下点検口取り付け工事 屋根棟トタン交換工事
アンテナ更新工事 雨どい補修工事

2.M様と花まるリフォームとの出会い

20151113_350.jpg

M様が花まるリフォームへお問い合わせを頂くきっかけは、リビング新聞でした。
花まるリフォームでは、ホームページでもプレゼントをしている「外壁塗装の小冊子」をリビング新聞経由でもプレゼントしていて、M様もご応募頂いたのが出会いのきっかけです。

実は20年間外壁や屋根のお手入れをせずに来てしまったM様。ようやく時間が取れるようになって、外壁塗装の見積もりを取ろうと、知り合いの方から紹介されたリフォーム会社の人に、「外壁にはヒビが沢山入っているし、屋根は葺き替えなくてはダメですね」と言われ、総額300万円の見積りを出されたのだそうです。

3.M様邸の工事のテーマ

3-1.20年目のメンテナンスとして必要な工事を行うこと

M様邸北側外壁のヒビ割れ

確かに、外壁のヒビや屋根の劣化は「20年何もしないとこうなってしまう」という見本のような状態でした。


しかし幸いにして工務店の半注文建築だったとの事で、安い建売り物件とは違ってしっかり建ててあったので、屋根も外壁も塗装できちんと再生できる状態です。


※関連記事→プロがオススメする外壁塗装の時期とは?


M様邸の見積り時点での【外壁のチェックポイント】

東側2階のヒビ 雨漏りの箇所
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3-2.北側外壁の弾性マスチック塗装

マスチックローラーP7136685_640

M様邸の外壁のようにヒビ割れが多く出てしまっている場合は、既に外壁のモルタル内に雨水が染み込んでいるものと思われます。

その事を「ネタ」にして不安を煽って工事を迫るのが悪徳業者の手口の常套手段ですね。

ただし、このヒビ割れの多くなってしまった外塀に必要十分な工事を行うには通常の外壁塗装ではやはり少々心配です。


そこで今回このヒビ割れの多い東面と北面の2面には、厚みを付けた弾力性のある下塗り材を塗ることで、ヒビ割れに追随するように対策をする事にしました。

いわゆる【弾性の外壁】にする訳です。

この「弾性塗装のキモ」は、写真のマスチックローラーによる凹凸模様の弾性被膜を作る工程です。

厚みをしっかり付けるために、花まるリフォームではこの工程を2回行い、しっかりと厚みを付けます。


3-3.屋根の棟トタンの交換

棟トタンの釘の浮き

M様邸の屋根には、どうしてもハシゴが掛からず、カメラの望遠レンズを頼りにした診断になりました。


とは言え、望遠レンズを使うまでもなく、屋根の劣化(コケの発生)の状態は肉眼でもハッキリ分かります。


また、写真のように棟トタンを留めている釘が抜けかけているのも写真で確認出来ました。
※この「釘の浮き」も、不安を煽る悪徳業者の得意の「ネタ」です。

必ず屋根のカバー工法を勧められてしまうので注意が必要ですね。


今回はこの部分も釘打ちやビス留めの補修で済ますことも考えましたが、M様と相談して念のため棟のトタンは剥がして交換することにしました。

RIMG1564-s-thumb-230x172cut_.jpg※関連記事→棟トタンの剥がれと交換の事例【2011年府中市】


3-4.雨漏りの疑惑

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M様邸がいくら丈夫に建ててあるとは言え、実施には何回か雨漏りをした事があるそうです。

花まるリフォームでは事前のヒアリングでそういったところの経緯や今の状況をきちんとお聞かせ頂くようにしています。

「塗装工事」ではありますが、出来れば雨漏りの原因を取り除き、雨漏りしてしまいそうな部分については予防を行いたいものです。

そこで足場が掛った後になりますが、工事の際に点検・改修を行いながら塗装をして行きます。

工事をするところが見つかれば追加にはなってしまいますが相談をしながら進めて行きます。
このバルコニーの軒下の黒ずみはお見積りの時に「何かおかしな予感」がしました。

そこでこの天井に点検口を付けて中の雨漏りの状況を確認しながら対応策を決めていきたいと思います。


20141011外壁塗装N・M様邸玄関天井改修PA119717-s-thumb-400x300※関連記事→雨漏り工事と天井点検口の設置事例【2014年9月】


4.工事開始

4-1.高圧洗浄 屋根・外壁

M様邸の高圧洗浄の様子です。まずは屋根から。

20161019外壁塗装M様邸水洗いDSCF1063_s_640.jpg

屋根の洗浄です。

20161019外壁塗装M様邸水洗いDSCF1066_s_640

黒い屋根の汚れが落ちて下地が出てきました。

20161019外壁塗装M様邸水洗いDSCF1067_s_640.jpg
屋根を洗ったら、ほぼ白くなってしまいました。

20161019外壁塗装M様邸水洗いDSCF1071_s_640
屋根に続いて外壁も洗います。


4-2.屋根工事 棟板「貫木」交換工事 その1・既存撤去

本日は棟板の交換工事です。

屋根工事としては応急処置・簡易工事の部類ですが、
棟板内部の貫木が劣化してしまうと、雨漏りの原因になってしまいます。

怪しいと思われる棟板と貫木を調査、撤去し、その下も大丈夫か確認します。
板金屋さんも言っていましたが、屋根がどうなっているかばかりは取り外してみてみないと分からないのが現状です。

貫木

怪しい棟板板金を取り外すと、中の貫木が腐朽しています
果たして、その下の屋根は大丈夫なのでしょうか?

貫木を取った後の屋根

・・・貫木を撤去し下地を確認したところ幸い致命的な腐朽は見られませんでした。
貫木を交換するだけで済みそうです。

貫木撤去後

貫木を撤去後の屋根板は、既存の貫木の
釘を固定した穴が残っています。
これから取付ける新しい貫木は同じ穴に釘を
通すことはないので、既存の釘穴を塞がないと雨漏りしてしまいます
黒いノリのような部分が塞いだ後になります。

撤去貫木

【ここがポイント】

貫木を撤去し地上に降ろした様子。

結構な数があります。腐って傷んでいるのが分かります。

4-3.屋根工事 棟板「貫木」交換工事 その2・プラ貫(プラ桟木)取付け

既存の貫木を撤去したら、新しいものを取付けます。

強度など木製よりもより信頼のある「プラ貫(プラ桟木)」を取付けました。

プラ貫取付け

プラ貫を取付けた様子。

プラ貫

黒い棒状になっているプラ貫。
細かくカットして丁度良いサイズにします。

プラ貫取付け後、既存の棟板板金を再び被せ工事完了>
プラ貫取付け後、既存の棟板板金を再び被せ工事完了。

4-4.外壁塗装 弾性マスチック塗装(北面等一部)

M様邸では一部ヒビ割れの多い外壁面が北面等にあります。
その部分は一般的な塗装【ソフトサーフSG+中塗り+上塗り】では、すぐにまたヒビが入ってしまう恐れがある為、今回はヒビの多い面だけ特別な下地=弾性塗装をする事になりました。

弾性塗装とは
伸縮性があるゴム状の下地厚みを付けて作ります。
 ・ローラー施工の場合、マスチックローラー又は砂骨ローラーにて2回塗り
 ・吹き付けの場合は、各種吹き付け仕様にて

この弾力性のある下地の上塗りには必ず【弾性上塗り材(弾性トップコート)】を塗らないといけません
もし普通の(硬い)上塗り材を使ってしまうと、下地の伸縮に追従出来ずに「上塗りだけひび割れてしまう」といった失敗が起こりえます。


花まるリフォームでは主に弾性下地の材料としてエスケー化研の
レナフレンドという材料を使います。

4-4-1.弾性下塗り エスケー化研:レナフレンド(北面等一部)

外壁下塗り
最初に一般的な下塗り材【ソフトサーフSG】を塗ります。
次の写真とはローラーの太さが違います(こっちが細い)

外壁弾性下塗り
ソフトサーフSGが乾いたら、弾性下地材【レナフレンド】で弾性下地を作ります。
前の写真よりローラーの径が太いのが分かるでしょうか?

外壁下塗り

レナフレンドを中央まで塗りました。
色が同じで写真では分かりにくいので...

レナフレンド

ソフトサーフSGだけ塗ってある部分と、レナフレンドまで塗った部分の境界を示してみました。

レナフレンド

さらに...少し拡大して色調変化させて分かりやすくしてみました。
レナフレンドをマスチックローラーで塗ると、このように凹凸模様が加わって、元の凹凸から少し模様が変わってしまいます。


4-4-2.水性弾性セラミシリコンと水性セラミシリコン

M様邸の外壁塗装は【一般塗料の部分】と【弾性塗料の部分】の2種類になります。

ソフトサーフSG+レナフレンドを塗った【弾性仕様】の面は、水性弾性セラミシリコン
ソフトサーフSGまでしか塗っていない【一般仕様】の面は、水性セラミシリコン
各面で違う材料の同じ色を塗ります。

水性弾性セラミシリコン SR-406

こちらは水性弾性セラミシリコン
ラベルの「弾性」の文字が太く大きいです。

水性セラミシリコン

こちらは水性セラミシリコン
缶の印刷が同じなので、間違わないように気を付けます。


4-4-3.弾性塗装 中塗り・上塗り 水性弾性セラミシリコン(SR-406)

弾性被膜の下地層が出来たら、弾性の上塗りを塗ります。
水性弾性セラミシリコン中塗り

白い方がレナフレンドです。
塗っているのが水性弾性セラミシリコンです。
色はSR-406です。

水性弾性セラミシリコン上塗り

中塗りが乾いたら上塗りです。
ローラーの左側が中塗り。
ローラーの右側が上塗り。


4-5.外壁塗装 一般塗装(ヒビ割れの少ない面

4-5-1.外壁下塗り ソフトサーフSG

ヒビ割れの少ない面は、弾性塗装では無く【一般塗装】です。
下塗りは弾性塗装でも共通なので、どちらも水性ソフトサーフSGで塗ります。
外壁下塗り

外壁の下塗り

gaiheki

元の外壁もかなり白く見えましたが、ソフトサーフSGを塗るとこれだけ色が違います。


4-5-2.外壁塗装 外壁中塗り 水性セラミシリコン(SR-406)

一般塗装面はソフトサーフSGの後で水性セラミシリコンの中塗りを塗ります。
水性セラミシリコン中塗り

白い方がソフトサーフSGです。
こちらは水性セラミシリコンです。
綺麗に塗装中。

弾性セラミシリコン

1階まで降りて、軒下の外壁を塗装している所。

4-6.細部塗装 日本ペイント 二液ファインウレタン-U100 (N-60)

日本ペイント_ファインウレタン

二液型のファインウレタンU-100です。
混合比を量り、二液型ファインウレタンで塗装していきます。

4-6-1.トタンヒサシ塗装

トタン屋根塗装

鉄部をN-60で塗装。
ハケを使って上塗りをかけます。

トタン屋根施工後

施工後のトタンです。

4-6-2.軒天塗装(日本ペイント:ケンエース N-90)

軒裏塗装

軒裏は、ボード材の上にケンエースG2で塗装します。
(N-90色)


5.施工後の各部チェック

足場撤去前に最終チェックを行います。
足場がある内にチェックを行わないと手直しが不可能になる為、各部を確認します。

外壁施工後

遮熱塗装を施した屋根の施工後の様子。

バルコニー天井には雨漏りの確認用に点検口を付けました

施工後の軒天です。
換気口回りも綺麗に塗装されています。

雨樋塗装

雨どいと破風板

雨戸・戸袋

雨戸・戸袋


6.完成です!

6-1.M様邸と完成外観

八王子市 M様邸 外壁・屋根施工事例【完成】

外壁塗装工事が完成し、とっても綺麗になりました!。
M様ありがとうございました!

6-2.M様から頂いた工事の感想「お客様の声」はこちら

八王子市 M様邸 外壁・屋根施工事例【お客様の声】

小冊子を送っていただき、もやもやしていたものがツーっと1本道が開けた感じがしました


※M様から頂いた「お客様の声」全文はこちらからご覧下さい→


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9-1.八王子市近郊の施工事例

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