杉並区 T様邸 外壁・屋根塗装(2016年8月12日 完工)

サイディング外壁の【横目地】が切れたら、とても危険です!

杉並区 T様邸 サイディング外壁目地交換・屋根塗装事例

施工後外観
事例

 施工事例データ

施工箇所 外壁、屋根他
外壁種別 サイディング(2色)、リシン

使用した塗料

外壁塗装 SK化研 クリーンマイルドウレタン (85-80D)
屋根塗装 SK化研 クールタイト(CLR-106)
雨樋塗装 日本ペイント ファインウレタン(調合色)
その他塗装:鉄部塗装 日本ペイント ファインウレタン(N-15)
その他工事:シール工事

施工前外観
施工前のT様邸の外観の様子です。遠目では一見、どこも問題ないように見えますが...

作業前チェック 足場組み

足場組み作業を行いました。3階建てなので、存在感があります。
ちなみに、足場の代金は3階建てになると少しだけ割増しになります。
同じ面積の足場を組む場合でも3階建てになると、足場材を持ち上げるのが大変になってしまうのです。
足場組み

足場を組んだ外観です。
T様邸は、ビルトインガレージになっているため、車庫に作業車が入れるように足場を組みました

このように敷地内に作業車が入れるとご近隣に迷惑を掛けずに作業が行えます。
花まるリフォームでは路上駐車は法令違反のため行いませんので、足場屋さんに協力してもらい、出来るだけこのように足場を組んでもらいます。

外観チェック

外観の裏側です。
電柱から延びている電線に黄色いカバー【電線防護管】が付いているのが見えます。

T様邸のように電線近くに建物があって、足場が触れる危険がある場合には東京電力に申請して設置してもらいます
取り付け・取り外しの費用は無料ですが、防護管のリース料が別途必要になります。


外壁シール工事

外壁の目地がかなり劣化しているのが確認できました
T様邸の外壁改修のポイントである、サイディングの落下場所隙間です。
1階部分のサイディングの一部が落ちてしまい横目地が開いています
中の防水シートが見えているのが分かります。
この後のシール工事でしっかり埋めていきます。
外壁施工後
T様邸は3階建てなのでサイディングの縦の継ぎ目が上下に入っています。

シーリングの材料

シール工事
シーリングの材料【コニシ:ボンドビューシール6909】
段ボールには6L缶が2つずつ入っています。

シール工事当日の工程

サイディングパネルのお家は、10年程度でパネルとパネルをつなぐシーリング(コーキング)を交換する工事が必要です。
作業の工程は以下の通りです

① 既存のシールを目地から撤去する
② その後目地周りにマスキングテープを貼って養生を行う
③ プライマーを塗布する
④ 新規のシール剤を充填する
⑤ ヘラでならす
⑥ マスキングテープを剥がす
⑦ 乾かしてから塗装工事へ

一般的なシール工事のポイント

外壁目地撤去

サイディングの目地は、業務用カッターで切り、引き抜きます。

写真はキシーリング材を引き抜いた後で、マスキングテープを貼ったところ。

マスキングテープの左右がサイディングボードの端で、中央に見えるのはジョイント部分の奥にある金物です。

マスキングテープの幅は約1㎝程度で、金物までの奥行きも約1㎝程度です。

この中にシーリング材を注入し、幅と奥行各1㎝程度の目地でサイディングの伸縮に耐えることが出来ます。


T様邸でのシール工事のポイント

シール工事前の様子、サイディングの下地が見えている

シール工事前の様子
サイディングの下地(透湿防水シート)が見えてしまう程開いていました

シール工事後、通常の2倍ほどの隙間をしっかりシールで埋めました

シール工事前の後
しっかりとシール材で隙間を埋めました

シール工事前の様子、下地が見えてしまう程開いている

中央部分の切れていない部分は、ご主人様が「シリコンコーキング」で埋めたそうです。
シリコンコーキングはその後で何も付かなくなってしまうので、塗装する場所には不適切な材料です。
(お風呂屋キッチンなど塗装しない場所には問題ありません)
そのため今回はシリコンの付いている周りを少し削り取りました

シール工事アフター

通常の2倍ほどの隙間でしたが、しっかりシールしました


シール工事完成

シール工事が完了です。
シール工事が完了した、外壁です。
シール工事
縦目地と横目地の交差点
窓枠シール工事
シール工事 (窓枠)
配管シール
シール工事(配管)の施工後。 
外壁シール工事
シール工事(車庫内) シールの様子。
天井部分と外壁部分も大切な部分です。
こんな所は雨が掛らないと油断をしていると、台風の時などに雨が吹き込んで雨漏りしてしまうそうです。
シール工事
シール工事(車庫内) 目地がきちんと埋められていますね。

屋根塗装(SK化研 クールタイト CLR-106)

T

T様邸の屋根は元々グリーンでした。
それを今回は、流行のグレー色に変更します。
屋根の色は今後グレーが流行しそうです。
【関連コラム】→
遮熱塗料の効果を高めるグレーの屋根のメリット・デメリットとその実例

クールタイトSi・CLR-106の一斗缶

という事で、下塗りが終わった屋根の中塗りを始めます。
塗る塗料は、エスケー化研のクールタイトSi
色はCLR-106・グレーです。
下にある一斗缶が塗料の主材で14Kg入っています。
上にある缶は硬化剤で2Kg入りです。
7:1の割合で混ぜてから塗る、「2液型」の塗料です。

屋根中塗り

クールタイトSiはマイルドシーラーEPOより配合比が簡単で助かります。
各半分ずつなので3.5kgと1kgで混ぜてから塗ります。
屋根の中塗り塗装(SK化研クールタイトCLR-106)

屋根中塗り

中塗りが終わった後の屋根です。
下塗りと中塗りの乾燥時間は、メーカーカタログ上では3時間となっています。
今日は下塗りを朝から始めたので午後から中塗りを行いました。
もっとも、真夏の屋根ですから、塗ったそばから乾いてしまいます。

SK化研のクールタイトは遮熱塗料の中でも遮熱効果が高い塗料です。

T様邸は3階建てなので、最上階では特に遮熱塗料の効果が期待できます。
【関連コラム】→断熱塗装 ・遮熱塗装の効果【涼しくなる家の5つの条件とは??】


また、クレー色で塗ったお客様からは「塗った日から涼しくなり、翌朝もエアコンをすぐ入れなくて良くなった」との感想を頂いています。

【遮熱塗料】で施工した事例はこちら→【クールタイト】 【クールタイトSi


外壁塗装の下塗り(SK化研 ハイブリッドシーラーエポ/水性SDサーフエポプレミアム)

【T様邸の塗り替えポイント】T様邸の外壁は、リシン面とサイディング面があり、下塗りの材料を塗り分けています。
エスケーハイブリッドシーラーEPO 主材・硬化剤セット

エスケーハイブリッドシーラーEPO 主材・硬化剤セットです。
こちらは上の硬化剤が2.5kgで、下の主材が12.5kgです。
各塗料でバラバラな配合比が「適当に作っている訳では無い」感じがして信頼できます。

メタリック調のサイディング

今回下塗り塗料で使ったエスケーハイブリッドシーラーEPOは、最新の下塗り塗料です。
T様邸の外壁サイディングは写真のようにメタリック調です
そこで、今まで使っていたマイルドシーラーEPOでも大丈夫だとは思いましtが、よりも強力な密着力のエスケーハイブリッドシーラーEPOを選びました。

エスケーハイブリッドシーラーEPOの塗装

エスケーハイブリッドシーラーEPOは少し飴色ですが、ほぼ透明なので塗った部分が濡れた色になります。
写真右側と左側で若干色が違います

エスケーハイブリッドシーラーEPOの塗装

ハイブリッドシーラーEPOで塗装。
油性の塗料で、エポキシ系独特の匂いがします。
「良薬口に苦し」のたとえと同様で、「良い塗料は匂いがキツイ」のです。
こちらも3時間で次の工程に進めます。

水性SDサーフエポフプレミアム
リシン面の外壁の下塗りは、水性SDサーフエポプレミアムで塗装します。
外壁の下塗り材には主に2種類あります。
1つは液状のもので「シーラー」と呼ばれることが多いです。
また粘度が高いものは「サーフェーサー」・「フィーラー」と呼ばれます。
水性SDサーフエポプレミアムは、その名の通り後者のサーフェーサー系になります。
外壁下塗りリシン

外壁のアクセントで、サイディング面にリシンの吹き付けがしてある面には「サーフェーサー」系の下塗りを使います。
リシンの表面をしっかりと覆い、塗る面の表面に厚みを加えながら整える必要があるからです。


外壁塗装(SK化研 クリーンマイルドウレタン 85-80D)

縦縞サイディング面は2色に塗り分けがあります。
上の方の色はシルバー系のメタリックだった部分を、薄いパープル系の85-80Dで選んで頂きました。
下塗りがしっかり乾いてから塗りました。
外壁中塗り

うっすらパープルの入った綺麗な色です。

外壁中塗り

中塗り後の外壁です。


トタン出窓の塗装(日本ペイント ファインウレタン 調合色)

トタンとそう

ファインウレタンで塗装。
白い錆止めの上に塗っていきます。

20160806_350_P8060003_s.JPG

施工後。ツヤが出ています。


水切り塗装(日本ペイント ファインウレタン 調合色)

水切り塗装

水切りの塗装中です。

水切り塗装

狭い敷地内も地道にハケで丁寧に行います。


雨樋塗装(日本ペイント ファインウレタン 調合色)

雨樋塗装

雨樋を塗装しています。

雨樋施工後

屋根とのメリハリがいい感じです。


外壁細部タッチアップ(破風ダメ込み、軒裏見切り仕上げ)

タッチアップ破風

破風と雨樋の隙間に塗り残しがないように、ハケで「ダメ込み」を行います。

細部タッチアップ

軒裏の天井と外壁の見切りの部分も丁寧にハケで塗装して仕上げます。


施工後チェック

施工後の外観

施工後の外観です。

屋根施工後

施工後の屋根です。

外壁施工後

施工後の外壁です。

サイディング目地施工後

施工後のサイディング目地です。
外壁とそん色なく、自然に仕上がっています。

施工後の外観
完成後の外観です。素敵な色合いを選んで頂いてとっても綺麗になりました!


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