5日目 7月25日 世田谷区H様邸 外壁・屋根塗装【屋根上塗り、外壁中塗り・上塗り】

世田谷区H様邸 外壁塗装の施工事例です。
7月25日は以下の作業を行いました。

・屋根上塗り(SK化研 クールタイト CLR-106)
・外壁中塗り(SK化研 水性セラミシリコン
・外壁上塗りSK化研 水性セラミシリコン T2028)

屋根塗装上塗り(SK化研:クールタイト CLR-106)


塗装工事でよく言われる【良い業者・悪い業者の見分け方】に「中塗りと上塗りの色を変えて塗る業者に頼みましょう」というものがあります。


実はこの手のもっともらしく聞こえる【良い業者・悪い業者の見分け方】の中には、真に受けてはいけないものもあり、注意も必要です。

そんな例を今回はお伝えします。


下記の写真をご覧ください、遮熱塗装の上塗りの写真です。

赤線と文字の部分でどこまで塗ってあるのかを分かるようにしていますが、画像だけの写真だとどこまで塗ってあるのか?かなり分りにくいと思います。

【写真①:塗装の境界が分かりにくい】
屋根塗装

屋根の上塗り塗装(SK化研クールタイトCLR-106)

(この写真だけでは、中塗りまでの部分と上塗りが終わっている部分の境界が分かりにくい)

【写真②:境界の図解】
SK化研クールタイトCLR-106

赤線で囲っている部分が遮熱塗装の上塗りが終わっている部分です。
今塗って居るローラーの左側の凹み部分を塗って、その後下の段を右から左に向かって塗ります。



次は塗っている場所に近寄った写真です。
こちらの写真だと塗ったばかりの乾いていない上塗りの部分と、昨日塗って乾いている中塗の分部で色が違うのが分かります。

【写真③:近くで見ると境界も分かる】
屋根上塗り

近寄って写真を撮ると、今塗っているところとまだ塗っていないところはきちんと分かります

【写真④:境界の図解】
SK化研クールタイトCLR-106

念のため境界を示してみます


ここの写真から分かるように同じ色を塗っていても、塗ったばかりのペンキの色と乾いてしまったペンキの色は違うように見えます


ですからわざわざ色を変えなくても塗っている職人が、どこまで塗ったか分からなくなってしまううような事はありません。

また、塗り残しについても事実上心配するような事までには至りません。



中塗りと上塗りで違う色で塗るようにしたい2つの理由

実は「違う色で塗る方が良い」と言うのには在庫と管理で2つの理由があります。


① 同じ材料の違う色在庫(残材の塗料)を堂々と塗る事が出来る。

塗料はどの現場でもピッタリ使い切ることが無いので必ず残材が出ますが、その余った塗料を次の現場で塗ろうとしても同じ色という事はまずありません。

そこで、次の現場でその在庫塗料を塗りたいのですが、お客様に見られてしまうと、「何で同じ色を2回塗らないの?」といったクレームになります。

実際は少し違う色で塗っても、仕上げ塗りの段階で透けたりしていなければ問題無いのですが、あらかじめ「別の色を塗った方が良い」という事で、その残材料を正統的に使う事が出来るのです。



② 写真に写らないと現場管理者がちゃんと塗っているか管理が出来ない。


公共工事や大きな工事になると、現場管理のための写真を撮るのが一般的です。

これは各工程を行っている証明写真でもあり、手抜きをしていないか?の確認として撮っています。

その時の写真には、どの場所での作業かが分からなければいけないので【写真①・②】のような遠目からの写真になります。


【写真③・④】のようなアップの写真だと、どの場所の作業か確認が出来ないからです。


つまり、同じ色で塗っていると写真で塗っているのかいないのか分からないから...」という理由で違う色で塗らなければならなくなります。

例えば仕上げ色が【白】だった場合には、下塗り材も白なので写真だと3回とも白いペンキを塗っている写真になってしまい、どの工程か分からなくなります。

そこで中塗りで違う色を塗るのですが、上塗りで白を塗っても透けてしまい上塗りの白をもう1回塗らなければなりません・・・。



つまり、本来の作業上での必要は無いのですが「写真のため」に違う色で塗るのです。



この場合の違う色で塗る理由は、職人が手抜きをしていないか?の確認です。

ただし、写真の場所だけ「やらせ写真的に」ちゃんとした工程で写真を撮っておいて、他の場所は手抜きで1回塗り・・・というような事は誰でも思いつくので、写真で手抜きを管理しようとしても無駄です。

(中には監督もグルになってそういう写真を撮る場合もあるので)



実質的でメリットのある方法

上記の理由や経緯を踏まえ、花まるリフォームで現在行っていることをお伝えします。


実際に塗る上塗り色に近い在庫塗料が無い場合


中塗りは上塗りと同色(上塗り色)で塗ります。

実際に塗る上塗り色に近い在庫塗料が有る場合

中塗りは在庫色を仕上げ色より少し薄い色に調色して塗ります。


この場合の在庫塗料を使うメリットは、写真上での確認という意味では無いので調色した結果ほとんど同じ色になってしまう場合もあります。

また、本来の話(あるいは生真面目な視点で考えると)「中塗りと上塗りは同色2回塗りが基本」なのだと思います。



外壁塗装の上塗り(SK化研 水性セラミシリコン T2028)

外壁中塗り
【外壁の上塗り】
この写真だと中塗りと上塗りの差が分かりませんね。
外壁上塗り
【別の場所の上塗り中の写真】
この写真だと塗ったところが「濡れた色」になっているのが反射してよく分かります(下から撮影しているため)

細部塗装

トタンとそう

【出窓トタン屋根の上塗り】
下地の白い色は【錆止め】の色です。今は錆止めも各色あり、赤さび色だけではありません。黒い上塗りの場合は錆止めが何色でも透けません。

帯板塗装

【帯板の上塗り】


細部塗装

配管塗装 【エアコンの保護配管(スリムダクト)の塗装】 外壁施工後

【施工後の様子】


現場作業日報より

明日の作業予定

・雨樋・帯板等の細部塗装

備考欄

外壁、屋根の塗装が完了しました。
明日は細部塗装になります。

お客様へのご連絡

本日の塗装で外壁と屋根の塗装が終了しました。

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