• HOME
  • 【2017年7月の特集記事】「外壁のヒビ割れの種類と対処法」

【2017年7月の特集記事】「外壁のヒビ割れの種類と対処法」

外壁のヒビ割れの種類と対処法

経年毎におうちの外壁に目立ってくる外壁のヒビ(クラック)。
これらは訪問業者に過剰に指摘され、しつこく脅かされることも多いですが、
お施主様ご自身ではどうしたら良いのか分からないまま放置している方も多いのではないでしょうか。

外壁

モルタル外壁に入る
ヒビ割れの中で
注意したい3つの場所
  1. ヒビ割れは美観、耐候性共に悪くさせてしまう要因になる。
  2. 窓廻り外壁の中央増改築の継ぎ目を確認する!
  3. モルタル外壁はヒビが入りやすいが、少々のヒビであれば気にしない。
  4. おうちの塗り替えを行えば、ヒビの処理や雨漏りの対処をすることができる。

ヒビ割れは必ず雨漏りに直結する訳ではありませんが、中には本当に雨漏りに直結するものもあり油断は出来ません。
特にモルタルの外壁にはヒビ割れには付き物と言っていいでしょう。
どんな長持ちする塗料を塗ることよりも、「雨漏りしやすいヒビ割れを発見して、適切な処理をすること」が重要になります。
そこで今回は特に注意したい代表的な3つのヒビ割れについてお伝えします。

ヒビ割れの問題点① 美観

P1240180_M.JPG窓枠にヒビが入り目立っています。
外壁亀裂
複数個所に入った様子


外壁にヒビ割が割れてしばらくすると、写真のようにヒビの周りが黒ずんできます。
これは雨水がヒビに浸み込み、シミのように見えるからです。 これでは建物の外観を大きく損ない、ヒビ自体が大きくなくても目立ちます。 また、この段階でヒビを安易に埋めてしまい、ヒビの埋め跡の方が美観を損なう結果になることもあります。

ひび割れの問題点② 剥離

外壁剥離下屋根と壁との取り合いにヒビが入り剥離しています。
外壁剥離
こちらはヒビ割れ同様に、ボードの隙間がめくれたことで剥離している様子。


ヒビ割れから入った水分が下地との間に入り、塗装が剥がれてくることもあります。
剥がれた部分はどんどん周囲に広がっていきますので、 気が付いた時にはヒビより
剥がれの方に目が行ってしまうかもしれません。
塗装の剥がれた部分のヒビからは増々水が入りやすくなり、外壁の素材そのものを著しく劣化させてしまいます。
外壁の塗装が剥がれた部分にヒビがあれば早急な対応が必要かもしれません

ヒビ割れの問題点③ 雨漏り

雨漏りが天井や、外壁から発生する場合があります。

P7080377_M.JPG
雨漏りの起きた室内の天井。

P6070698 - コピー_M.JPG
天井のクロスを剥がします。

雨漏り

下地を壊して確認していくと、材木が傷んでいるので入口がどこか判別出来る場合が多いです。
ただ、壁を壊すとなると修復費用もばかになりません。
何とか壁は壊さずに外側から直すには、工事する我々業者が「雨漏りしやすいヒビの特徴」をよく知っていなければなりません。

PB121635_M.JPG

外壁の脳部を調査した様子。



雨漏りが起こりやすいヒビ

では、どのような場所や時期になるとヒビ割れから雨漏りする事が多くなるのでしょうか?

  • よくあるヒビ① 窓の下や上では...

    サッシの下や上に斜めにはよくヒビが入ります。
    地震や揺れによる歪みにより、サッシ部分に負担が掛りヒビが入りやすい事が原因だと思います。

    5_1_morutaru_hibi_350_PA251260.jpg

    窓の角には雨水の通り道になることが多く、他の場所よりも雨水が多く流れます。
    窓の周りのヒビ割れは、斜めに入ることが多いのですが、
    写真のように、ヒビ割れが窓の角から真下に延びている場合には注意が必要です。
    雨水が入る量が多くなり、室内に雨漏りが無くても外壁の下地を腐らせているかもしれません。


  • よくあるヒビ② 壁の中央

    外壁全面に亀の甲状状にまんべんなくヒビが入っている事があります。

    5_1_morutaru_hibi_350_Cimg2395_.jpg

    壁面が広い外壁面に多いように感じます。

    原因はモルタルが薄くしか塗られていない場合が多いようです。 (厳密には壁を壊して確認しないと分からないですが・・・)

    外壁の中央にまんべんなくヒビが入っている場合は、基本的にどこから雨が入ってもおかしくない状態です。
    このようなヒビは築5年~7年程度で入ってくることも多く、建築会社に相談すれば対応してもらえる可能性もありますが、
    具体的な雨漏り被害が無い場合には難しいかもしれません。

    5_1_morutaru_hibi_350_PA251258.jpg10年を過ぎてくると、ヒビ割れから継続的に入った雨水でモルタル内部にある「透湿防水紙」が切れてしまいます。
    すると、ヒビ割れから入った雨水が窓枠の部分で突き当たり、窓枠の上部から室内に雨が漏るといった事例が多いです。
    その時に、外の窓枠の付け根から雨が入ったと思われることが多いのですが、
    あまりサッシの枠廻りから雨が入る事は無いようです。
    5_1_morutaru_hibi_350_PC021401_.jpg窓廻りにコーキングをしても止まらない場合はその上部のどこかから雨が入っていることになります。


  • よくあるヒビ③ 増改築時の継ぎ目では...


    内装リフォームなどで換気扇を新しくして塞いだ場合や、増築等で壁を継ぎ足した場合に良く起こるヒビ割れです。
    5_1_morutaru_hibi_350_P6200124.jpg
    木造モルタル作りの場合、部分的な増改築をしても外壁を繋ぎやすいという面もありますが、
    さすがに、後でヒビが入りやすくなるのは仕方ないのかもしれません。

    またリフォーム改修後によくある雨漏り事例では、継ぎ目を埋めた部分からの雨漏りがあります。

    写真は換気扇を塞いだ部分ですが、雨漏り調査の結果この部分が怪しいということになりました。
    5_1_morutaru_hibi_350_P6300269.jpg築等で壁を継ぎ足した場合に良く起こるヒビ割れです。
    5_1_morutaru_hibi_350_P7070765.jpg周囲を大きめに開けてみると、埋めたまわりの防水紙がボロボロに無くなっていて、
    ヒビから入った雨水が室内に直接入っていることが分かりました。

    本来適切な下地の防水処理を行っていれば、埋めた継ぎ目が少々ヒビ割れていても雨漏りにはなりにくいものです。
    しかし残念ながら、このような以前のずさんなリフォーム工事の結果、雨漏りになってしまうケースもあります。

まとめ(ヒビ割れを見つけたら・・・)

以上を踏まえ、まとめとしてヒビ割れを見つけたらどのようにしたら良いのか、以下に花まるリフォームのオススメ案をご紹介します。

① モルタル外壁には必ずヒビ割れが入るので、少々のヒビ割れは気にしない
② ただし、上記3つのポイントに気を付けて、1年に1度くらいは外壁の周りの状態を確認してみる
③ もしも見える部分にヒビ割れがある場合、太さ・多さ・範囲により適切なヒビ割れの処理ができる専門家に相談しましょう。

※ 10年経ったらどこか見えない部分でヒビが入っている可能性があります。普段見えない部分の定期点検のために外壁塗装を行うことで家を長持ちさせることが出来ます。



お見積りやお問い合わせは以下の無料のフリーダイヤル
omitubana2_s.jpg

または以下の無料見積りフォームより随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡下さい!
omitubana1_s.jpg


  • 花まるリフォーム 会社案内
  • 花まるリフォーム 施工事例一覧
  • 花まるリフォーム お客様の声一覧

花まるリフォームのリフォーム事例

他にもたくさんの施工事例を掲載しています! 施工事例一覧はこちら
  • おすすめの塗料
  • 塗料の比較表
  • 塗装の価格
  • 塗装の時期
外壁塗装専門店 花まるリフォーム がお客様に選ばれる5つの理由
  • 外壁屋根診断
  • 雨漏り診断