外壁塗装の際に必要な電線防護管について

外壁塗装工事の際にお家の道路付きや周囲の環境によっては工事費以外にも別途追加費用が必要な場合が有ります。

皆さま少しでも工事費用を抑えたいのは当然ですが、安全対策上どうしてもお願いしなければならない場合もあります。

では、どのような場合に追加費用が発生するのでしょうか？

今回は、その第一弾として電線防護管についてご説明します。

外壁塗装の足場と電線防護管

どのご家庭にも電線が引き込まれていますが、仮設足場を立てた際に電線が近くにあった場合、工事の際危険を伴うため、電線防護管の設置をお願いしています。

電線防護管の必要性

全ての現場、という訳ではありませんが足場と電線が写真のように近くにある場合、作業員と電線が接近してしまう箇所がどうしても出てきてしいます。

雨上がりの日には感電の恐れも増しますし、電線を損傷させたために停電等の二次被害を起こす可能性もあります。

その為、各地域の電力供給会社によって電線と足場の間隔の安全距離、それによる防護管設置の義務付けが行われています。

弊社施工エリアの東京電力の場合も、電線の電圧ごとに安全な間隔が指定されています。

詳しくはこちら⇒感電災害を防ぐために《東京電力》

また、電柱から足場内を通る電線に関しても、危険なものであれば取付けをお願いすることがあります。

防護管の様子。電線を筒で包み込んでいます。	足場の中の配線にも防護管が必要な場合もあります。
これも足場内に防護シートを取付けている様子。	塗装工事の際触れてしまうこともあるほか、高圧洗浄の場合は大量の水を噴射しますので、足場の外であっても事故に繋がることも...

電線防護管の設置が必要だと分かるタイミングはいつ？

外壁塗装のお見積りの時に、 あからさまに電線が接近している場合はお見積もりご提示の際にお知らせするようにしていますが、お見積り段階では必要・不要の判断が出来ません。ご理解いただけると幸いです。

電線防護管に掛かる費用は？

電線防護管の設置は、東京電力に依頼します。

基本的に防護管の設置と撤去作業は無料で行ってくれますが、東京電力では防護管本体を持ってきてくれません。

防護管は「防護管リース屋さん」が別途あり、そちらに手配いたしなければなりません。

防護管のリース費用は、必要量によって変わりますが、おおむね5,000円～30,000円程度になります。

1万円以下だと配送料が掛かります。また、諸経費が5,000円掛かります。

東京電力との事前打ち合わせや防護管リース会社への手配・等の手続きはすべて弊社で行います。

外壁塗装工事の際の電線防護管設置と撤去の流れ

1. 工事担任者（花まるリフォーム）と東京電力が事前協議をします。
2. リース会社に手配し現場へ防護管を配送します。
3. 関電工が現場の防護管を設置します。
4. 仮設足場が設置されます。
5. 塗装工事が完了し、足場撤去が行われます。
6. 防護管撤去を関電工が行います。
7. 撤去された防護管をリース会社が回収します。

リースされた防護管です。	足場が立つ前に防護管が必要と判断されて、 足場が立つ前に防護管を設置できた際の様子。
足場内に入り込んでいる様子がよく分かります。 これなら作業も安全に行うことができます。	防護管は筒状のパーツとゴム布のパーツがあり 必要に応じて用意します。

安全に作業を行うために

外壁塗装の際はおうち全体に足場をかけて作業する都合上、このような準備も必要です。 必要かどうかがお見積り時に不明な場合でも、あらかじめご説明しています。 見積もりの際に気になりましたら、何でもご質問ください。

※本件は他社様の現場のお手伝いをさせていただくものではございません。あくまで弊社で施工いただく際のお客様へのご配慮・サービスのご紹介となっておりますのでご了承下さい。