さてさて、昨日の出来事です。
10年ぶりに芝居を見に行ったのです。
旗揚げ2回目の公演から見に行っていて、
人気が出て行くのを見守る(?)のがとても楽しみな劇団でした。
(公演のパンフレットとフォトブック)
【演劇集団キャラメルボックス】という劇団で、
団員からは、NHK「大地の子」や「功名が辻」に主演していた上川隆也さんも輩出しています。
平成元年頃から、毎公演欠かさず観にいっていました。
結婚したり、長男が生まれたりしながらも観にいっていたのですが、
(観劇中の託児サービスもあったのです)
次男が生まれた頃から、さすがに子供を放っておいて観劇という訳にもいかず
すっかり劇場から足が遠のいていました。
それが今回、10年ぶりに行くきっかけになったのが「容疑者Xの献身」です。
私が最近見た映画で最も心揺さぶられた映画(原作は小説です)の
舞台化を、あの「キャラメルボックス」がやる!
私の映画ベスト3に入るこの作品をどう料理するのか?
とても興味深かったのですが、結果は…感無量といったところでしょうか。
全てにおいて「20年」という時を感じさせられました。
それは、大好きだった「キャラメルボックス」の成長
また、10年ぶりにまたこの劇団の公演を見れた事
それも、次男と一緒に。
そして、自分も、役者さんも、スタッフさんも、みんな老けたな~…と(笑)
映画・演劇・小説にとどまらず、あらいる「物語」というものの根底にあるのは
「緊張と緩和」だと思っています。
簡単に言えば、主人公にそれまでの日常とは違った「ある出来事」が起こり
困ってしまうのですが、最後の最後にそれを解決し胸のつかえが取れる。
というのが古今東西「物語」の大まかなパターンなのです。
その「胸のつかえの取れ具合」が見る人の心を揺さぶるのだな~って
今頃少しわかったりしています。
「大好きだった【キャラメルボックス】を見に行かなくなった自分」に
私自身が心苦しかったり、妙に後ろめたい気分だったりしていたのかもしれません。
そして、劇中のクライマックスと自分の感情が重なり合い、
今までに感じた事の無いような「感無量感」を味わってしまいました・・・。
こんな事、会社のブログに書いて良いものか…?
とも思いましたが、たまには許して下さい。
さーって!!!
明日は福島へ出張です!
リフォーム界の巨人、「志賀塗装」さんのところに研修に行ってきます!
ではでは!!
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