みなさんこんにちは!
ゴールデンウィークは、仕事を忘れ・我を忘れ(?)小旅行を楽しんできた
花まるリフォームの高橋です。
小旅行とは言え、妻の実家へ里帰り&ちょっと足を延ばして温泉に1泊しただけですけど(^^;
さて、実家がるのは鳥取県。
そして、その先にあるのは、一昨年世界遺産に登録されたばかりの
「石見銀山」です。
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/isan/index.html
(石見銀山の玄関口、観光案内所前から、銀山を眺める)
石見銀山は鳥取県のお隣、島根県中央部にあります。
戦国時代から江戸時代にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山です。
世界的には、16世紀の大航海時代に流通していた銀の3分の1が
この石見銀山産であったと言われている程なのだそうです。
当時のヨーロッパの地図に「石見・銀鉱山」としてちゃんと載っているんですヨ。
(石見銀山のパンフレット集)
そんな石見銀山も、世界遺産に登録された当初は…それはどこ???
と言った感じの知られざる名所でした。
それは今回訪れて、なるほどと納得しました。
なぜかと言えば「自然と共生」を目指し、
今でも「観光スポット」を目指さずに車の乗り入れや環境的配慮が徹底されていて、
地元の方々がこの遺産をとても大切にしている様子が伝わってきたからです。
(駐車場からバスに乗るのに約1時間…)
銀山の近くには駐車場は400台程度しか無く、
車で5分程度の場所にある駐車場から無料送迎バスに乗ります。
私達もそれに乗り、銀山のふもとに着くと、ラッキーな事にボランティアのガイドさんに申し込む事が出来ました。
(ボランティアの観光ガイドさん。この道18年のベテランさんです。 )
メインの見どころは山の上にある「間歩(まぶ)」と言われる銀の採掘跡穴(坑道)です。
1時間程、山登りをしながら約600もある採掘場の穴の跡や、
銀の製錬所の跡地などを巡り、やっと辿り着いたのが「龍源治間歩」と言われる坑道です。
(龍源寺間歩は500番目の坑道)
鍾乳洞は結構好きなので、坑道も似たような感じなのかな?と思っていたのですが、
観光スポットの鍾乳洞とは違い、「自然のままの姿を尊重する精神」なので、中に入ると真っ暗です!
(これはメインの坑道から横に伸びる横道。坑道の中の照明は、このスポットライトが頼り)
写真ではフラッシュをたいているので、きちんと写っているのですが
実際は所々にしか証明が無く、前の人の人影を頼りにそろそろと進みます。
もちろん、中は狭く「閉所恐怖症」「暗所恐怖症」の方にはキツイかも?
何と言っても、鉄のタガネで人が全て掘っていたのですから無駄に広く掘る訳がありません。
これを掘っていた銀鉱夫の方々は、粉塵と過酷な労働で平均身長は1m・寿命は30年だったそうです。
いくら江戸時代とは言え、30年とは何と短い人生でしょう…。
(壁や天井は手彫りの為、凸凹になっています)
実は、現在見る事が出来る坑道で一番長いものは予約制になっていて、
今回は見る事が出来ませんでしたが、次回はきちんと予約して見に行きたいと思いました。
また、昨年までは、休憩するお店やトイレが足りない程だったそうです。
今では施設も充実していましたが、それでもお店の方の予想を上回る盛況ぶりだったらしく売り切れている物があったようです。
女性陣は「おはぎパン」を食べ損ねた!と悔しそうでありました(^^。
私はと言えば、前日に行った松江城・出雲神社で出雲そばを堪能。
実家近くの散歩道で山菜(ぜんまい・わらび)の野草?を採り、美味しくいただき帰ってまいりました(^^)
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