外壁塗装で使う緑のビニール【ノンスリップシート】とは?


ノンスリップとは

ノンスリップシートとは、塗装工事の際に塗料が飛散して汚さないように覆うビニール製のシートで、滑り止め加工が施されているものです。
正式に言うと、ノンスリップポリシートという名称になりますが、長いので「ノンスリップ」と呼ぶことが多いです。

養生作業
写真は床のタイルを養生している所です。
このグリーン色のビニールが「ノンスリップ」です。

養生とは?

塗装の工程ではこの工程を「養生」と言います。
養生とは、塗料が余計なところに付かないようにあらかじめ覆っておく事やその覆うもののことを言います。

関連記事:外壁塗装の養生とは


ノンスリップの特徴

ノンスリップは、その名の通り、通常の養生ビニールと比べて滑りにくいのが最大の特徴です。
色はグリーン系が多いですが、ブルー系のものもあります。
ちなみに、養生ビニールはどれも使い捨てになってしまいます。

20141206外壁塗装K様邸養生PC061513_R_640.jpgノンスリップは半透明のグリーンが多い

養生を剥がして捨てるノンスリップだけでは無いですが、養生のポリシートは工事が終わったら捨ててしまいます。

ノンスリップの主な使用場所

主に人が歩く床を養生するのに使います。

外壁塗装の工事中には養生の上を何度も歩きますが、厚みがあるので破れにくいです。

ノンスリップ
ノンスリップを一番使うのが玄関前や玄関前の通路です。

ノンスリップ養生の様子床はタイルになっている事が多く、滑り止め加工が無い一般のホ゜リシートだと滑ってとても危険です。



ノンスリップのその他の使用場所

ノンスリップは、床以外にも屋根やバルコニーの床を養生するのに使います。

1階の屋根部分は汚してはいけないので養生をします。
屋根の上も工事中に歩く事になるので、一般のビニールシート(ノーポリ)だと滑ってしまい危険です。
また、ノンスリップの方が厚みがあるので重くてフワフワせず、厚みもあって破れにくいです。
屋根の上の養生にもノンスリップを使います

屋根の上の養生にもノンスリップを使います。
普通の白い養生ビニールでは、歩くと滑ってしまいとても危険です。

バルコニーの床のノンスリップ養生バルコニーの床にもノンスリップを使います。

ノンスリップの規格

一般的に使う白いビニールは0.02㎜です。
ノンスリップの厚みは0.1㎜と5倍も分厚いので、主にまた、厚みが5倍あるので歩いても丈夫で破れにくく安心です。

ノンスリップロール一般的なノンスリップの形状
筒状のロール巻きになっている。
長さは1.8m
この他にマスカータイプのものなどもある

透明ポリシートこちらはノンスリップでは無い一般のポリシート
1m幅で広げると2m幅になる。
一般のビニールシートは「ノーポリ」と呼びます。

ノンスリップの使用例

ノンスリップは地面の養生だけでなく、色々便利に使います。

植木の養生植木の養生にもノンスリップを使います。

植木の養生にもノンスリップを使います

ノンスリップは厚みがあって枝や葉っぱがあっても簡単に破れないので便利です


床以外に使う普通のビニールシート

養生作業

通常、窓などを養生するビニールは、乳白色です。

こちらは一般的に【ノーポリ】と呼びます。


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