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0日目 5月27日 世田谷区M様邸 【見積り診断】
世田谷区M様邸 外壁塗装の施工事例です。 5月27日は、以下の作業を行いました。 ・外観チェック ・お見積もり |
工事のきっかけ(見積り診断)
T様のご自宅は世田谷区内の閑静な住宅街の一角、東南の角地です。
この一角は大手分譲メーカーが造成した土地で、テーマパークのような素敵な街並みです。
築16年になり御近所の方も次々と塗り替えをされ、流石に(これ以上メンテナンスを先送りすることは)無理かな?と思ったこと、そして今回、M様からは以下のようなご相談を頂きました・・・。
M様からのご相談内容
M様からは、「屋根が【ニチハのパミール】という不良品の材料で、もの凄く剥がれているの・・・」というお話しでした。
確かに「ニチハ:パミール」が剥がれてしまうというのは有名で、花まるリフォームでも何度も目にした屋根です。
お話を伺っていくと、屋根は建設会社と屋根メーカーとで10年保証の中で格安で葺き替える話が6年前にあったのだそうですが、不良品の交換に「格安」とは言え有償で交換する話に納得が行かず、その話はパスしたそうです。
そして現在、さすがに庭やバルコニーに屋根が落ちて来る頻度も高まり見積もりを幾つか取ってみたものの・・・
「金属屋根を被せる方法しかないって言われて・・・。
それも、全然解説というか説明が無いの。だからなんだか納得いかなくて・・・」
ということで、ホームページで検索して頂いた結果、花まるリフォームにお問い合わせ頂いたとのだそうです。
花まるリフォームではみんな解説好きなので、工事の内容や商品の説明はいつも十分以上に行っています。
総合的なリフォームを手掛ける会社さんだと、知識面・経験面でなかなか行き届かない部分もあるのは仕方がないところ。
その代わり会社の規模や知名度などの信頼度が増せば安心できるのでしょう。
ただM様の場合は「大手は下請けに流すだけ・・・」という裏事情も分かって下さっているようでしたので、私たちのような実行部隊が運営しているような小さな会社にも魅力を感じて頂けたようでした。
M様邸、お見積もり時のテーマ
さてそこで、お見積り当日のテーマは以下のような部分を中心に見に伺いました。
① 屋根はどのような工事が必要か。
・塗装で行けたらその方が良い
・葺き替える場合は、金属のカバー工法か?
・それともスレートを剥がして葺き替える方が良いのか?
② 全体的な外壁のメンテナンス(塗装)
M様邸では、外壁よりも屋根の工事がメインとなりそうです。
見積もり調査時の確認
屋根の異変が下からでも分かります。 |
梯子を掛けて登ってみると・・・このようにメリメリになっています・・・ |
近くで見てみると、淵がかなり剥がれて、塗装では無理なのが良く分かります。 |
外壁はコケが目立つ状態。 |
メインのバルコニーのFRP防水層は問題ありませんでした・・・が→ |
玄関の屋根部分は、最近多いタイプの不具合が起きやすいFRP防水でした。 |
見積もり診断の結果
お見積りに伺い、 それまでの経緯や困っていること希望や要望、工事を始めたい時期やご予算などを伺い、1週間程度お時間を頂きました。
現地調査時の診断結果を元に、花まるリフォームではM様邸の改修により良い形のプランを作成致しました。
① 屋根の診断と改修プラン
屋根の劣化状態は、乗っても下地に問題はありませんでした。 |
葺き替えを行う場合、雪止め等も交換する必要があります。 |
玄関上の雨樋に凹んで劣化している箇所を確認。 |
古いタイプのアナログアンテナがあったので、撤去しなければいけません。 |
屋根や外壁の状況をを1時間ほど確認し、M様に花まるリフォームの改修プランをお伝えしました。
2階の雨樋の一部に凹んでいると思われる箇所を発見。
雨樋の交換・回収は火災保険が適用できる場合がありますので、足場を組んでから調査すことになりました。
(雨樋や外壁の不具合が雪害と認定された場合、火災保険が適用できる!?⇒2016年1月の特集記事『雪害対策』)
築16年程の屋根、パミールはさすがに劣化による剥がれがひどく、現場を見るまでは「塗装で固める案」も考えましたが却下でした。
金属屋根をカバー工法で乗せるか、パミールを撤去して新しいスレートを葺くかは好みの問題かもしれませんが、花まるリフォームではカバー工法が好きではない為、葺き替えをお勧めしました。
カバー工法が嫌いな花まる目線の金属屋根とスレート葺き替えのメリット・デメリット金属屋根のカバー工法のメリット・デメリット●金属屋根のメリット(工事側が楽)・屋根を剥がさないので、天候に左右されずに工事を行う事が出来る ・屋根を剥がさないで二重に被せるので、その後の雨漏りの危険が無い ・工事が簡単(疲れない・手間が掛からない・楽ちん) ●金属である事のデメリット(工事後のデメリットが多い) ・熱が伝わりやすくなり、熱い ・雨の音がうるさくなる ・下地がどうなっているのか分からないままに、カバーをして良いのか? ・新築で金属屋根を葺いている家が無い事を考えると、スレート葺き替えが本来あるべき形 スレート葺き替えのメリット・デメリット●スレート葺き替えのメリット(工事後のメリットが多い)・本来の設計上の施工方法であること (新築で一般的に採用されている素材) ・それまでと熱さや音などの状況・環境が変化しない (オプションプランで追加機能を加えることは可能) ・下地を確認でき、悪い部分があったら直してから屋根を葺く事が出来るので確実 ●スレート葺き替えのデメリット(工事が大変) ・工事をするタイミング(天気)が難しい (天気を読み間違えると、雨漏りが怖い) ・屋根材の揚げ降ろしが大変 ・雨仕舞いをきちんと行わないと、後で雨漏りさせてしまう事がある |
【屋根と同じ高さのステージ足場の例】
また、屋根工事の際には既存の屋根材を全て撤去し降ろさなければならないなど、
大掛かりな作業が予想されますので、足場を組む際、屋根と同じ高さにステージを設けます。
この足場があると、安全に作業が行えるだけでなく、落ち着いて作業が行えるため工事全体のクオリティーアップにつながります。
② 防水層の補修プラン
玄関上の防水層をよく調べてみると、排水口の近くの防水面が下地から浮いているのを発見しました。 |
約15年ほど前(2000年ごろ)に建てられた建物では、FRP防水の排水口がステンレスで作られている事が多く、FRPとステンレスの繋ぎ目から漏水するケースが多いのです。 |
上から見るとこのように見える。 |
ステンレス出口側から見ると、このように見える。 |
M様邸では防水層の不具合も見つかりました。
今まで他社様が見つけられなかった部分も発見が出来たのはよかったです。
③ 外壁、その他のメンテナンスについて
外壁はお隣と接している北側を中心にコケが回っています。 |
コケが生えていた付近のシャッターです。同様にコケが見られます。 |
外壁の塗り替えは16年経過していますので、色あせやコケの発生は仕方のない部分でしょう。
幸い外壁には特に大きなヒビ割れも無く、塗り替えに支障をきたすものはありませんでした。
通常通りの外壁の塗り替えを行うのみで済みそうです。
今後の工事について
M様邸で行われる主な工事内訳 |
外壁塗装、屋根葺き替え工事、雨樋工事、アンテナ撤去工事のお見積りを提出させていただきました。 |
1日目に主に行う作業内容
明日の作業予定7月27日に足場組み、作業前チェックを行います。備考欄作業前チェックにて、足場の組まれたおうちをチェックすることでより正確に不具合の状態を確認することが出来ます。雨樋の凹みをはじめ、各所のチェックを行い、画像を撮影いたします。お客様へのご連絡ご迷惑をおかけしますが、工事完了までよろしくお願いいたします。 |