サイディング外壁の外壁塗装・見積り診断

施工前の全景です。
落ち着いたグレーの色合いが特徴のサイディング外壁です。
この画像では全体を見ることはできませんが、よく見ると確かに築年数なりの劣化があります。

外壁はサイディングです。
外壁の素材に合わせて適切な下塗り材を塗ります。
今回はマイルドＳＤサーフエポが適切な下塗り材として選びました。
※SDはサイディングの略です

敷地北面の状況です。

通路の広さは６０㎝程度あります。
丁度足場を架けるのには６０㎝程度必要なので足場の納まる広さです。

北面は一部にコケが生えています。高圧洗浄できちんと洗い落としてから塗装をします。

敷地西面の状況です。

通路の広さは北面と同程度の場所と、広くなっているところがあります。

もしももう少し敷地が狭くお隣に越境する場合は、事前にお隣の方にきちんとご許可を頂いてから工事をさせて頂きます。

敷地内南面の状況です。

バルコニーの造りは外壁と同材で出来ています。

この面も足場が空中でお隣に越境するようなことはないようです。

敷地東面の状況です。

東面は外壁の浮きが最も顕著に表れています。
また、コケの付着も激しいです。

コケの繁殖量は風通しや植木が近くにあるなどの環境条件による場合が多いのですが、なぜか生えていたり生えていなかったりする場合があります。

サイディング外壁の浮きは東面・西面に見られました。

外壁のコケは、敷地内が狭くお隣との外壁との距離が近い東面、北面の下屋根の真下などが顕著にみられます。
洗浄して洗い流します。

外壁の目地はシールが劣化しています。
完全に切れているところも沢山ありました・・・。

雨の多く当たる部分ではサイディングの劣化が激しく、表面が欠け落ちて、そこに水分が溜まりコケが生えています。

N様も気にされていたサイディング角の切れがあります。

このように割れてしまったサイディング外壁は・・・
↓


ビスを打って留めてから塗ります。

【雨樋】

雨樋は横どいが角型・縦どいは丸型です。
当然塗装をしますが、横どいの内側（雨水が通るところ）は塗りません。

【出窓】

出窓部分にはコーキングの箇所がが多くなります。

【雨戸・戸袋】

雨戸と戸袋は、塗る場合と塗らない場合があります。

仕上がりの見栄え感に関わる部分ですので「お好みに合わせて」という感じです。

【玄関天井・玄関扉】

玄関天井部分は、バルコニーの天井と同じ素材のボード材です。
艶消しの限りなく白に近いグレーを塗ります。

玄関扉はアルミ製なので塗装はしません。

【1階テラスの手摺フェンス】

このフェンスは鉄製なので、錆び止めを塗ってからファインウレタンで塗装します。
このコンクリートの床の裏側の写真は→

【キーストンプレート】

→このようになっていて「キーストンプレート」と呼びます。

屋根の様子です。
築年数２０年なので劣化の状態が進んでいます。

不思議に北面のコケはあまり多くはありません。
高圧洗浄機でしっかり洗うと屋根材の黒い色はほとんど取れてしまうと思われます。

屋根の南面はこのように屋根塗装の黒い部分が取れてしまい、白く見える部分が多くなっています

太陽の日差しによる紫外線劣化の影響です。

高圧洗浄をすると、南面は屋根の塗装が剥がれてしまい、下地のスレート材がむき出しになり、乾燥後の屋根が真っ白になることが多いです。

コロニアル屋根には凸った部分の「棟」にトタン鉄板の部分があります。

棟は一番天辺にあり、必ず釘が浮き出ています。

N様邸の屋根から見える景色です。
色々な色や素材の屋根が見えます。