エスケー化研の外装用仕上材


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エスケー化研は、建築仕上塗材の分野で50%以上のシェアを持つ建築仕上げ材の総合メーカーです。
私たちがこのことを一般の方に分かりやすく説明する時には「一般住宅の外壁用の塗料で一番売れているメーカーですよ」と言います。

今回は、この「建築仕上げ材」について少し掘り下げてまとめてみたいと思います。
この「建築仕上塗材」というカテゴリーが分かると、どんなことが明らかになってくるのでしょうか?

エスケー化研の商品構成では建築仕上塗材は、「外装用仕上材」と「外装用塗料」そして「内装用仕上材」とに分けられます。
今回は、その建築仕上塗材のうち、「外装用仕上げ材」についてまとめてみます。

1. 建築仕上材とは?


外装用の建築仕上げ材のうち、塗って仕上げるものを「建築用仕上げ塗材」といいます。
下記に建築用仕上げ塗材の特徴を表にまとめてみました。

施工場所
  • 内壁の表面
  • 外壁の表面
  • 天井の表面
外装仕上げ材の施工場所
目的
  • 美観
  • 下地の保護
美観/ 下地の保護
主な使用道具
  • ローラー
  • 左官こて
  • 吹き付け(ガン吹き)
マスチックローラーによる模様付け
主な模様
(パターン・テクスチャー)
  • 凹凸模様
  • ゆず肌模様
  • その他多数
外装仕上げ材の石目調模様
材質
  • セメント
  • 合成樹脂などの結合材
  • 顔料
  • 骨材
外装仕上げ材の材質
工程
  • 下塗り+主材模様付け+中塗り+上塗り
  • 下塗り+主材吹き付け+中塗り+上塗り
  • 下塗り+主材吹き付け
外装仕上げ材の上塗り
JIS規格
  • JIS A 6909建築用仕上塗材
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主な材料名称
  • リシン
  • 吹付けタイル
  • スタッコ
  • じゅらく
  • 珪藻土系
  • その他
外装仕上げ材の珪藻土風仕上げ


2. 建築用仕上げ塗材と一般塗料の違い


建築用仕上げ塗材とは、外壁の表面に塗る「下塗り材+主材+上塗り材」のセットのことになります。
一般塗料(ペンキ)とは、上記のうちの「上塗り材」のことを指します。

  • 下塗り材

    下塗り材の役割は、下地と次に塗る主材の接着材的な役割と、下地の浸透性を抑えて吸い込み過ぎないようにすること、下地からのアルカリ性質やヤニ、シミなどをブロックすることです。下塗り材と同じ意味で使われる言葉に「プライマー」や「シーラー」があります。

  • 主材

    主材の役割は、壁面に模様を作ることです。砂壁状・スタッコ状・凹凸状などの立体的な模様を作ったり、ゆず肌状、フラット状といった比較的平たんな模様を作ることもあります。

  • 上塗り材

    上塗り材の役割は、表面の着色・撥水性・耐汚染性・耐候性・遮熱機能などがあります。上塗材には、水系・弱溶剤系・溶剤系などの分類があります。


ですから物理的な部分でも下記の違いがあると言えます。
  • 仕上塗材は膜厚が数mm~10mm程度ありますが、一般塗料の膜厚は0.01mm程度と、両者では厚みが違う。
  • 仕上塗材はその厚みにより造形的な模様を形成しますが、一般塗料の厚みでは模様は作れません。

3. エスケー化研の外装用仕上げ材


エスケー化研の外装用仕上げ材には以下の12種類があります。


1・複層塗材(硬質)

吹き付けタイル吹放し 吹き付けタイル凸部処理 吹き付けタイル小粒 ゆず肌状ローラー
拭き放し 凸部処理 小粒 ゆず肌状
  • 複層塗材は下塗材・主材・上塗材の3層で構成されていて、硬質の複層塗材はその主材です。
  • 仕上がり形状は凹凸状やゆず肌状などがあり、豪華なパターンと立体感あふれる美しい仕上がりを壁面に形成します。

2・複層塗材(弾性)

吹き付けタイル吹放し 吹き付けタイル凸部処理 吹き付けタイル小粒 ゆず肌状ローラー
拭き放し 凸部処理 小粒 ゆず肌状ローラー

  • 複層塗材の弾性タイプです。
  • 弾性合成樹脂エマルションを結合材として下地の微細なひび割れに対して優れた追従性を示します。
  • 雨水の浸入を防止すると共にコンクリート下地の中性化防止に役立ちます。

3・単層弾性塗材

吹き付けタイル凸部処理 ゆず肌状ローラー
拭き放し 凸部処理 ゆず肌 SPタイル スチップル
  • 単層弾性塗材は、主材層の性能を高め上塗りを不要とすることにより、高い機能性を保ちつつ工期の短縮に貢献します。


4・薄付仕上塗材

リシン スキン
  • 薄付仕上塗材には、代表的な製品として砂壁状吹付材(リシン)や陶石状吹付塗材(スキン)があります。リシンは最も汎用化され、長年に亘って優秀な実績を築いてきた代表的な砂壁状のテクスチャーを有する製品です。

5・厚付仕上塗材

拭き放し 凸部処理 小粒
  • 厚付仕上塗材は、合成樹脂エマルションを使用した建築用厚付吹付材で、立体感に富んだ重厚な壁面を形成します。豪華な意匠と自由な色調の仕上りは、和風・洋風を問わず、一戸建てや集合住宅、オフィス街、商業地など、周囲の環境によく調和した建築美を創造します。

6・装飾仕上塗材

  • 装飾仕上塗材は、重厚で豪華な自然石調の風合いや、砂壁状、土壁調など意匠性の高い壁面を創造します。各種デザインローラー、ガン、こて、刷毛などそれぞれの作業方法により幅広い塗り壁調の仕上がりパターンを形成することができます。

7・マスチック塗材


  • マスチック塗材ローラー工法とは、壁面及び天井面の仕上工法で、優れたローラー塗り適性と厚付け適性を持つ独特の塗材を使用します。多孔質ハンドローラーを用いて1段塗りで厚付けができ、材料の飛散を防止する低公害型の仕上工法として開発されたものです。

8・打放しコンクリート用塗材

  • 打放しコンクリート用塗材は、その素材感を生かし、艶むらや濡れ色を防止し、美しい仕上がりが得られます。
  • 仕上げに超耐久性を示すふっ素樹脂やアクリルシリコン樹脂を採用することで、紫外線や酸性雨によるコンクリートの劣化を抑制し、長年に亘り打放し仕上げの美観を維持します。

9・陶磁器タイル用塗材


  • 材多くの建物に採用されている陶磁器タイルも、表面やモルタル目地部は長期間、酸性雨や塩害、凍害等の影響を受け、徐々に劣化が進行します。陶磁器タイル用塗材は、目地部の劣化を防止し、磁器タイルの表面と目地の鮮映性を元の美しさに甦らせます。

10・土木用塗材


  • 土木用塗材は、表面硬度が高く、撥水、撥油性であり、落書きで汚染された側壁を専用の洗浄材にてふ拭き取る事により簡単に落書きを除去できる落書き除去用保護仕上げ塗料です。

11・遮熱工法


  • 遮熱工法は、太陽光から外壁の温度上昇を低減させる外壁用遮熱工法です。外壁に遮熱性能を付与することで室内温度の上昇を抑制すると共に、壁面自体の温度上昇が低減されるため、劣化要因の一つである熱劣化を抑制します。

12・シート建材


  • シート建材は、風格ある天然石の美しい風合いをシート状で再現した仕上材です。薄型・軽量・柔軟性を持たせた特殊成形シートにより価格は本物の石貼りに比べてはるかに経済的。トップコートに超低汚染型ふっ素樹脂系クリヤーを、また主材にはアクリルシリコン樹脂を採用していますので、汚れにくく、超耐候性を発揮します。


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