雨漏り調査・診断・散水調査

屋根の施工前。藻やコケがついています。

雨どいの様子です。
手前側はなんともなさそうですが、奥の方で歪んでいるように見えます...

カメラをズームすると、奥の横トイが完全に変形しています。
これは、雪が降った後で重みにより歪んでしまった事が原因です。

外壁の様子。
汚れが見えます。

防水層の様子

下から見た外壁の様子。

【屋根棟】 既存の棟板金と貫板を撤去

棟内部点検

【２階屋根雨押え板金】

雨押え板金の下部にシール打ちはNGです。撤去する必要があります。

【出窓ユニット上部カバー】

カバーを剥がし内部を点検しましたが特に異常はありませんでした。

【３階バルコニー外壁開口部】

開口部の笠木板金の端部処理ですが、片面のみシール処理がありませんでした。

【散水調査】

散水

このトップライトと、その真下の窓からそのまま室内の壁に漏水している恐れあり。

このトップライトと、その真下の窓からそのまま室内の壁に漏水している恐れあり。

調査開始後、すぐに室内で漏水を確認。正確な位置を確かめる為、養生をしてピンポイントに散水を実施。
しかしこの現場では、窓枠、窓の上や下の見切りなど、疑われる箇所が次々と確認されました。

窓上の板金は、内部の防水氏の施工に問題があるかもしれないとの事。

調査後は工事を行うまで、当該箇所は養生して塞ぎます。

一方、こちらは室内の様子。クロスが剥がれています。

壁を剥がして、内部の断熱材を外します。断熱材は水を含みすぎてかなりしぼんだ状態。
中からは、真っ黒な下地がお目見え。
壁を壊す際は、床や周囲をビニールで覆っています。

断熱材を外すとものすごい湿気が。
黒ずんだ木部の下地はベチャッとした状態。
水を長時間含んでいたのか、デコボコして膨張している箇所も。

サーモカメラで撮影した様子。
青い部分が水を含んでいる疑いが強いです。
窓枠に集中していますね。

前後に二重構造になっている窓枠内側から、上から下に水が湧き出し、底がプールになっていました。
プールになった外からの水はオーバーフローして、室内に漏れだしてきました。
ユニット自体の取付けに問題があるかもしれません。

結局、外から散水すると異なるか所から漏水が複数確認されました。
外壁は仮止めをして本日は一旦撤収。