- HOME
- 1日毎の詳しい作業内容をお知らせ!
- 7日目 7月30日 世田谷区H様邸 外壁・屋根塗装【防水工事】
7日目 7月30日 世田谷区H様邸 外壁・屋根塗装【防水工事】
世田谷区H様邸 外壁塗装の施工事例です。 7月28日から30日にかけてバルコニー防水工事を行いました。
|
FRP防水で注意したい場合のチェックポイント
まず、排水口を見て下さい。 |
排水口が四角い場合、「トンネル部分」がステンレスで出来ています。 |
バルコニー本体のグレーの部分はFRP防水なのですが、排水口が四角い場合は中の排水管がステンレスで出来ています。
このFRPとステンレスとの接続部分が15年程度で切れてしまう事が多く、継ぎ目が切れてしまい雨水が漏ってしまいます。
もちろん雨漏りしてしまえばバルコニーの下地の材木が腐ってしまいます。
そこでH様邸では、以下の対策工事を行いました。
FRP防水のステンレス配管改修工事の方法
H様邸を建てた頃は排水管にステンレスを使うのが一般的でしたが、現在の新築FRP防水工事では接着力の良い塩ビ製の配管や、FRPで成形された配管材が作られるようになりました。
そこで今回のようなステンレス排水口の雨漏り改修工事でもステンレス配管の中に塩ビ配管を入れて接続部分をやり直す工事を行います。
それなら、その部分だけの工事を行えば良いような気がしますが、それだけを行うと雨が降る度に排水口の周りに水たまりが出来てしまうのです。
H様邸のバルコニーは、そもそも排水口の手前に凹みを作ってあり、そこに一旦雨水が溜まるように作ってあります。
しかし、今回ステンレス配管の中に塩ビ配管を入れると、排水口の高さが今までより高くなってしまい、この凹みの意味がなくなってしまいます。
そのまま防水をしてしまうと、排水口周りに水たまりが出来てしまうのです。
そこでベニヤを前面に敷いて全体の高さを上げると、排水口手前の凹みの高低差を確保出来るのでその部分だけに水が溜まるようになります。
最終的にはその凹み部分には少し水が溜まりますが、こうしないと排水廻り一面が水たまりになってしまいます。
FRP防水のステンレス配管改修工事の写真解説
FRP防水の工程① |
FRP防水の工程② |
バルコニー外側の配管 |
FRP防水の工程③ |
一般的なバルコニーのFRP防水は、ガラス繊をポリエステル樹脂で固めたようなものです。 FRPのガラス繊維は例えると「白い綿菓子を潰したような感じのシート」に見えます。 それを一面に敷き詰めて、「べっこう飴のような樹脂」を塗っていくと、ガラスが透明に透けて見えなくなってしまいます。 上の写真のベニヤが飴色になっただけのように見えるのは、そういった理由です。 |
FRP防水の工程④ |
FRP防水のトップコート塗装 |
FRP防水を行ったところ |
トップコートを塗った後 |
完成した防水層です。 |
この後、外していたエアコンの室外機を取り付けて防水工事は完了です。 |
現場作業日報より
本日で防水工事は完了です。来週足場を撤去いたします。