5日目 7月26日 大田区T様邸 外壁・屋根塗装【中間まとめ】

大田区T様邸 外壁塗装の施工事例です。
7月19日は、板金工事を行いました。

・柱型アクセント・窓枠アクセント部分 板金取付け工事
T様邸外装工事もようやく中盤に差し掛かってきました。そこでここまでの工事を振り返ってみたいと思います。

工事のきっかけ(見積り診断)

T様のご自宅はハウスメーカーで建て、築29年です。
途中15年前に外壁と屋根の塗替えを行っていて、今回が2度目のメンテナンスとなります。

今回、T様からのご相談内容は下記の4点でした

大田区T様邸外装工事 外観

① 屋根は吹き替えなければいけないか?それとも塗装でも大丈夫なのか?
② 1階リビングに雨漏りがある(2階バルコニーの可能性がある)
③ 外壁アクセント部分に劣化が激しく、補修が必要
④ 全体的な外壁のメンテナンス(塗装)

実は既に建てたハウスメーカーからのお見積りが有り、そこにかなり強引な訪問業者からの営業があったとの事でした。
・ハウスメーカーは当然高いですし、担当者があまり分かっていない様子・・・
・訪問業者の方は、今時まだそんな強引な人もいるの?とビックリするような、見積もりも作らず、契約もしないうちから「来週になったら足場解体する現場が出るので、それを持ってきて建てちゃいましょう」と言ってきて、もう嫌になっちゃう・・・

そんな折にホームページをご覧頂いて、花まるリフォームへお問合せ頂きました。

外壁の全体的なメンテナンス塗装の必要性
外壁塗装は劣化が進んでいて、木の葉で擦った部分の壁だけチョーキングした部分を拭き取っていました

屋根の葺き替えは必要?それとも塗替えで大丈夫?

屋根は確かにコケがたくさん生えています

外壁枠まわりの劣化が激しく、交換補修が必要

外壁の角や窓廻りの装飾枠も劣化して塗装では手に負えない状態です

バルコニー廻りの劣化から雨漏りの形跡があり、雨漏り補修が必要

バルコニーを支える鉄骨が錆びていて、雨水が壁から染み入っているような感じです

見積もり診断の結果

お見積りに伺い、 それまでの経緯や困っていること希望や要望、工事を始めたい時期やご予算などを伺い、1週間程度お時間を頂きました。
現地調査時の診断結果を元に、花まるリフォームではT様邸の改修により良い形のプランを作成致しました。

① 屋根の診断と改修プラン

屋根の劣化状態は、乗って歩いても問題なし

屋根の劣化状態は、乗って歩いても下地がフワフワする事無く、塗装で問題が無いと判断出来ます。

「釘の浮き」はどの家でもあり、打ち込ば問題ありません

「釘の浮き」はどの家でも多少はあります。
打ち込ば問題ありません

屋根は30年程度経ってくると、やや劣化が心配になって来る頃です。
そこにつけこむ業者はおおむね以下のようにセールスしてきます
● コケが生えて見栄えが悪いこと
● 棟(屋根のてっぺん)のトタンに打ってある釘が浮いていること

これらを要因に雨漏りの危険を煽って、屋根のカバー工法を勧めて来ます。
一般の方は屋根には登れないので、実際に見ることが出来ません。
しかも、「雨漏りする可能性がある」と脅かされて、それでも平常心でいられる方は少ない筈です。

T様の場合は、明らかに「怪しい営業マン」だったので弊社にお問合せ頂けましたが、本来人を騙そうとする営業マンは「良い人」でなければ務まりません(?)
良い人過ぎる・都合の良い事ばかり言う・近所で工事をしていた・通りがかったらお宅の屋根の釘が出ているのが見えた・・・などセールストークは決まっていますので、騙されないようにご注意下さい。

② 装飾枠の診断と改修プラン

柱型のケイカル枠の損傷が激しく、交換か板金を被せるかが必要です

全ての外壁の角にあるケイ酸カルシウム板。
損傷が激しく、交換か板金を被せるかが必要です。
同じ素材で交換しても仕方ないので、板金で巻く方法になりました

全ての窓に装飾枠が付いているので、枠まわりの板金を被せる工事は相当な分量になります

全ての窓にも装飾枠が付いています。
枠まわりの板金を被せる工事は相当な分量になります

ケイ酸カルシウム板の劣化
板の一部は既に破損して中身が無い様態の場所も・・・

板金屋さんの見積もり
お見積りには正確を期すため、きちんと全個所の長さを測るため、別途板金屋さんに来てもらいました。

今現在でも新築でよく使われている【ケイ酸カルシウム板】ですが、腐らないメリットがあっても水にもろくボロボロになって内部から剥離してしまう特徴もあります。

今回の改修プランでは、大工さんが同じ素材で交換することも検討しましたが、同じことの繰り返しが起こる事になるのでそちらは止めました。

代わりに、今の板は取らずにその上から板金板を張り付ける工事を行うプランをご提案致しました。


③ 雨漏りの診断と改修プラン

雨漏りのシミ

雨漏りのしみの裏側は、ちょうどバルコニーの床になっていて・・・→

バルコニーを支える鉄骨の錆び

→その部分だけ、バルコニーを支える鉄骨が錆びています。

雨漏りの原因は「ここが怪しい」と思っても、絶対に決めつけてはいけません。

ですので、残念ですが改修のプランを立てても工事を初めて見なければ、対応方法・工事方法が確定しません。


今回の工事でも、現地調査の段階で何回か修正を行いながら進めさせて頂き、当初のプランでは一部だけの改修だった上記鉄骨のフレームは全交換となりました。


④ 外壁の診断と改修プラン

サイディングが割れている部分と塗れていない外壁

サイディングが割れている場所が何か所もあります。また見えない部分ですが15年前とは言え【前回の塗装工事の質】がこんな塗り残しから分かってしまいます。

サイディングの目地シール交換

T様邸の外壁はサイディングなので、目地部分のコーキングにも劣化が見られます。この部分は定期的な交換が必要です。

T様邸の工事では、雨漏りを筆頭に通常の外壁塗装工事よりも大掛かりな内容となっています。

そしてもちろん、普通の外壁塗装メンテナンス部分も不具合や注意事項を見逃さずにチェックしなければなりません。

特に通常はサイディングの板が割れる事は少ないのですが、T様邸の外壁サイディングは写真以外の部分でも割れが見受けられたので、目地以外の部分でもコーキングで埋める場所が何か所もありました。




7月26日の工事内容


柱型アクセント・窓枠アクセント部分 板金取付け工事

板金工事

持ち込まれた板金。

板金加工の板

取り付ける板の見本です。
この板を板金屋さんが折り加工機で1つ1つサイズに合わせて折って作っています。(仮加工)

板金取付け

さらに、現場で各サイズに合わせて部調整の加工をします。

右にいるのが大親方、長さを計っているのは親方(息子さん)です。
お孫さんも板金屋さんを継いでいる【板金一家】です。

板金工事

【注目!】ハサミの先が曲がっているのが分かります。
板金屋さんのハサミは、板を切るのに都合が良いように曲がっているのです。
ハサミ一丁で1万円~の高級品です

板金取付け

取付けられた板金です。輝いていますね。

板金取付け

窓枠が仕上がって、次は柱の部分を取り付けるところ。

外壁枠と窓枠の板金工事が続きます。


窓枠の角に斜めに区切っているのは板金屋さんの心意気が見える部分です。

そういった部分は意味が分かるのは私たちだけかもしれませんが、そんな「職人気質」が消えかかっている昨今では私たちのパートナーとして貴重で頼もしい板金屋さんです。


現場作業日報より

明日の作業予定

明日も板金工事を行います。

備考欄

明日も板金工事を行います。

お客様へのご連絡

本日より板金工事に入ります。よろしくお願いいたします。


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