横浜市H様邸雨漏り改修工事(2016年7月16日 完工)
雨漏り調査の新兵器【サーモカメラ】を使った雨漏りの改修工事
横浜市H様邸 雨漏り改修工事事例
施工事例データ
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雨漏り箇所の確認
事前目視調査
まずは雨漏り箇所の確認に伺いました。 南面屋根に設置された天窓部より雨漏りが発生するとのことで、激しい風を伴った雨の時だけ雨漏りがあるようです。 |
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南面屋根に設置された天窓 |
室内側から見た天窓 |
散水調査
後日、雨漏りの状況を確認するために散水調査を実施しました。 散水する場所を変えて調査をする事で、屋根本体からの雨漏りなのか、天窓ユニットからの雨漏りなのかを切り分けます。 |
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天窓上部の屋根に散水:漏水無し |
天窓本体に散水:漏水無し |
すると、天窓の左側下部に散水すると1分も経たずに室内側に漏水してきました。 これにより天窓ユニットではなく屋根本体に原因が有ることが濃厚だと考えられます。 |
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天窓左側下部に散水:漏水有り |
室内側から漏水状況をサーモグラフィーでチェック |
そこで、室内側からサーモカメラを使いチェックを行います。 サーモグラフィーの画像は、水色の部分が温度が低いことを示し、室内から見て天窓の右下部分から水色になっているのが分かりました。 これにより、雨水の侵入経路の予想が「見えない部分まで分かるようになり」とても便利になりました! まさに【文明の利器】ですね。 |
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室内側から天窓をチェック |
サーモグラフィー画像:水色部分が温度が低い=漏水箇所 |
室内側から天窓をチェック |
サーモグラフィー画像:水色部分が温度が低い=漏水箇所 |
工事のお見積り内容
散水調査の結果をH様にご報告し、サーモカメラで漏水の疑いのある天窓下部付近のコロニアル屋根を剥がし、さらに詳しく原因を確認しながら工事を行うことをご提案しました。
H様には快くご了承いただき、後日改修工事を行うことになりました。
雨漏り改修工事
雨漏り改修工事① 屋根の解体・雨漏りの原因調査
雨漏りのあったコロニアル屋根を撤去してみます。 |
雨漏りの原因①:天窓用防水シートの欠如 |
雨漏りの原因②:天窓用捨て谷板金の重なりが不足していました。 |
雨漏り原因③:天窓用防水テープに穴が開いているところが! |
雨漏り改修工事② 不具合の改修工事
改修工事①:天窓用の防水シートが足りない部分を補充して重ね貼りをします。 |
改修工事②:捨て谷板金を加工して造り、1枚もので設置します。 |
屋根を戻す前の改修の様子 天窓上部から流れて来る雨水を捨て谷板金に送り、屋根上に流れるように改修します。 |
捨て谷板金の下にコロニアル屋根を差し込むようにすれば、雨水は漏れる事無く自然に下まで流れて行くようになります。 |
漏水確認の散水調査
施工後の天窓 |
天窓を下から見たところ |
前回の散水調査で雨が漏ってしまった箇所から同じように散水をします。 |
無事、室内に雨は漏ってきませんでしたのでこの部分からの漏水は止める事が出来ました。 |